個別療育
一人ひとり違う「つまずき方」を理解し、その子に合った支援を。
子どもの「できない」には、必ずしも一つの理由があるわけではありません。
「何度教えても、なかなか覚えられない」
「分かっているはずなのに、問題になるとできない」
「学校では指示が聞けないと言われる」
「友達との会話がうまく続かない」
「勉強になると急に嫌がる」
「年齢が上がるにつれて、学校生活で困ることが増えてきた」
こうした姿の背景には、言葉の理解、注意や記憶、認知の特性、学習のつまずき、コミュニケーション、感情のコントロールなど、さまざまな要因が関係していることがあります。
だからこそ、にじのそらでは、単に「できないことを練習する」のではなく、「なぜ難しいのか」を一人ひとり丁寧に考えることから個別療育を始めます。
発達障害のある子どもに、なぜ「個別療育」が必要なのでしょうか?
発達障害という同じ診断名があっても、子どもの得意なことや苦手なこと、困りごとの現れ方は一人ひとり異なります。
例えば、同じ「国語が苦手」という場合でも、
- 文字を正確に読むことが難しい
- 語彙が少なく、文章の意味を理解しにくい
- 文の構造を捉えることが難しい
- 読んだ内容を一時的に覚えておくことが難しい
- 質問の意味を理解することが難しい
- 必要な情報を文章の中から探すことが難しい
- 注意がそれやすく、最後まで読み続けることが難しい
など、つまずいている場所は異なります。
「国語が苦手だから国語の問題をたくさん練習する」という方法だけでは、なかなか改善につながらないこともあります。
大切なのは、その子がどこでつまずいているのかを丁寧に見つけることです。
そして、つまずきの背景に合わせて、課題の難易度や提示方法、声かけ、教材、練習方法などを調整していきます。
これが、にじのそらが考える個別療育の基本です。
「できない」を「できる」に変える前に、「なぜできないのか」を考える
個別療育では、課題ができたか、できなかったかだけを見るわけではありません。
例えば、算数の問題を間違えたとします。
そのとき、
「計算が苦手なんだ」
とすぐに判断するのではなく、
どこでつまずいたのか?
を考えます。
数の概念が十分に身についていないのかもしれません。
10のまとまりを捉えることが難しいのかもしれません。
繰り上がり・繰り下がりの仕組みが理解できていないのかもしれません。
問題文を読むことに負荷がかかっているのかもしれません。
途中の計算を頭の中に保持することが難しいのかもしれません。
あるいは、注意がそれてしまったことで、本来できる問題を間違えているのかもしれません。
同じ「間違い」でも、背景が違えば必要な支援は変わります。
個別療育だからこそ、その子の反応を一つひとつ確認しながら、つまずきの背景を探ることができます。
にじのそらの個別療育は「一人ひとりに合わせて支援を変える」療育です
にじのそらでは、決められた教材を全員に同じように行ってもらうのではなく、お子さまの発達段階や現在の困りごと、得意・苦手に合わせて支援内容を考えます。
同じ課題であっても、
- 問題数を減らす
- 難易度を調整する
- 図やイラストを使う
- 手順を分けて提示する
- 見本を示す
- 言葉による説明を加える
- 実際に操作して理解できるようにする
- 成功しやすい課題から始める
- 少しずつ難易度を上げる
など、さまざまな方法があります。
大切なのは、「この方法でやらせる」のではなく、「この子には、どの方法なら分かりやすいか」を考えることです。
個別療育で大切にしている5つの視点
01 発達の特徴を理解する
お子さまの行動を「わがまま」「やる気がない」「集中力がない」とだけ捉えるのではなく、その背景にどのような発達上の特徴があるのかを考えます。
認知、言語、注意、記憶、実行機能、コミュニケーション、社会性など、さまざまな側面からお子さまの姿を捉えます。
02 「できないこと」だけではなく「できること」を見る
苦手なことに注目すると、子ども自身も「自分はできない」という経験を積み重ねてしまうことがあります。
だからこそ、にじのそらでは、得意なことや興味のあること、これまでに身につけてきた力にも目を向けます。
「できること」を土台にして、「少し難しいこと」に挑戦する。
その積み重ねを大切にしています。
03 子どもの反応を見ながら支援を調整する
個別療育では、子どもの反応そのものが大切な情報になります。
「この説明では理解しにくそう」
「このくらいの難しさなら集中できる」
「図にすると分かりやすい」
「言葉で説明すると理解できる」
「少し時間を置くと答えられる」
といった一つひとつの反応を見ながら、その場で支援方法を調整します。
04 「できた」という経験を積み重ねる
苦手な課題ばかりを繰り返していると、「どうせできない」という気持ちにつながってしまうことがあります。
個別療育では、お子さまの現在の力を見ながら、少し頑張ればできる課題を設定し、
「分かった」
「できた」
「自分でできた」
という経験を積み重ねていきます。
こうした経験は、学習や新しいことに取り組むための自信にもつながります。
05 将来の生活につながる力を育てる
療育の目的は、目の前のプリントを解けるようにすることだけではありません。
「人の話を聞く」
「自分の考えを伝える」
「分からないときに質問する」
「気持ちを切り替える」
「手順を考える」
「自分の苦手なことを知る」
「自分に合った方法を選ぶ」
こうした力は、学校生活だけでなく、その先の社会生活にもつながっていきます。
にじのそらでは、目の前の課題だけではなく、その先の成長や自立も見据えた支援を大切にしています。
公認心理師が一人ひとりの発達を捉えながら支援します
にじのそらでは、公認心理師を中心に、お子さまの発達特性や現在の困りごとを丁寧に捉えながら、マンツーマンで個別療育を行っています。
必要に応じて、発達検査・知能検査などから得られた情報も参考にしながら、
「今、何に困っているのか」
「その背景には何があるのか」
「どのような支援が合っているのか」
を考えていきます。
検査の結果を数字として見るだけではなく、日々の行動や学習場面での様子と合わせて考えることを大切にしています。
個別療育で取り組むこと
お子さまの年齢や発達段階、困りごとに応じて、さまざまな支援を行います。
発達・認知
- 注意・集中
- 記憶・ワーキングメモリ
- 視覚認知
- 情報処理
- 推論・問題解決
- 実行機能
言語・コミュニケーション
- ことばの理解
- 語彙
- 文章理解
- 自分の気持ちや考えを伝える
- 会話の練習
- 相手の話を理解する
学習
- ひらがな・カタカナ
- 読み書き
- 漢字
- 数・計算
- 文章題
- 時計・時間
- お金
- 学習方法・学習習慣
社会性・SST
- 友達との関わり
- 会話
- 相手の気持ちを考える
- 場面に応じた行動
- 感情のコントロール
- 困ったときの対処方法
自己理解・進路
特に中高生では、
- 自分の得意・苦手を知る
- 自分に合った学習方法を考える
- 困ったときの対処方法を身につける
- 人との関わり方を考える
- 進学や就労について考える
など、将来の生活も見据えた支援を行います。
年齢によって、必要な個別療育は変わります
子どもの発達や困りごとは、年齢とともに変化していきます。
そのため、にじのそらでは、就学前・小学生・中高生それぞれの発達段階に合わせて、個別療育の内容を考えています。

個別療育
ことば・コミュニケーション・遊び・生活・就学準備
「ことばがゆっくり」「人との関わりが気になる」「落ち着いて活動することが難しい」「小学校入学に向けて準備したい」など、お子さまの発達段階に合わせて支援します。
発達検査やアセスメント結果も活用しながら、お子さまに合った方法を一緒に探していきます。
個別学習支援
「勉強が苦手だからやりたくない」
「宿題が進まない」
「学校の授業についていけない」
そんなお子さまも少なくありません。
学習の遅れだけを見るのではなく、
- どこでつまずいているのか
- どのように理解すると分かりやすいのか
- 集中しやすい環境は何か
を把握しながら支援を行います。
お子さまの理解の仕方や認知特性に合わせて進めるため、「分かった」「できた」という成功体験を積み重ねることができます。


中学生・高校生になると、
- 学校生活の悩み
- 友人関係
- 不登校
- 将来への不安
- 自己肯定感の低下
など、発達面だけではない悩みも増えてきます。
にじのそらでは、公認心理師との1対1の面談や活動を通じて、お子さまが安心して気持ちを表現できる時間を大切にしています。
無理に変えることを目指すのではなく、自分自身を理解し、自分らしく生活していく力を育んでいきます。
行動を変えるためには「継続」が大切です
新しい行動習慣や生活習慣は、1回の長時間支援で身につくものではありません。
例えば、
- あいさつをする
- 宿題に取り組む
- 気持ちを言葉で伝える
- 片付けをする
- 学校へ行く準備をする
といった行動は、繰り返し練習しながら少しずつ定着していきます。
そのため、にじのそらでは長時間を週1回利用するよりも、短時間でも週2回~5回程度の継続的な利用をおすすめしています。
お子さまが「できた」を何度も経験し、日常生活の中で実践する機会を増やすことで、より効果的な成長につながると考えています。
保護者の方と一緒に成長を支えます
お子さまの成長には、ご家庭との連携が欠かせません。
にじのそらでは、
- 支援内容の共有
- ご家庭での関わり方の提案
- 発達特性の理解支援
- 子育てに関するご相談
なども大切にしています。
お子さまだけでなく、ご家族も安心して前に進めるようサポートいたします。
「その子らしい成長」を大切に
私たちは、お子さまを誰かと比べるのではなく、その子自身の成長を大切にしたいと考えています。
完全マンツーマンだからこそ見える強みがあり、完全マンツーマンだからこそできる支援があります。
一人ひとりの可能性を信じながら、お子さまとご家族に寄り添った支援を提供していきます。
まずはお気軽にご相談ください。
成長しても、一人ひとりに合わせた支援を大切にしています
地域では、未就学のお子さまを対象とした児童発達支援で個別療育を行っていても、小学生になり放課後等デイサービスへ移行すると、集団活動が中心になる事業所が少なくありません。
しかし、お子さまの「困りごと」は、小学校に入ったからなくなるわけではありません。
・友達との関わり方が難しい
・授業中の集中が続かない
・気持ちをうまく言葉にできない
・予定の変更や環境の変化に戸惑いやすい
・進学や思春期に伴う新たな悩みが出てくる
成長とともに課題は変化しますが、その時々に合わせた「一人ひとりへの支援」が必要だと、にじのそらは考えています。
私たちは、幼児期だけでなく、小学生、中学生、高校生になっても、その子らしさや発達の段階に寄り添いながら、個別療育を大切にしています。
「みんなと同じことをする」だけではなく、
「その子に今、本当に必要なことは何か」
を保護者の方と一緒に考え、支援を組み立てていきます。
お子さまが成長しても、安心して長く相談できる場所でありたい。
そして、年齢が上がるにつれて変化する悩みにも、一緒に向き合っていきたい。
それが、にじのそらの考える個別支援です。
科学的根拠と子どもの主体性を大切にした個別支援
にじのそらでは、ABA(応用行動分析)を基盤としながら、DIR/FloortimeやSCERTSモデル、NDBI(自然発達行動介入)の考え方も取り入れた個別支援を行っています。
ABAは、コミュニケーションや学習、生活スキルなどを身につけるための科学的な支援方法です。一方で、DIR/FloortimeやSCERTSモデルは、お子さまの興味や気持ちを大切にしながら、関係性や主体性、情緒の発達を支援することを重視しています。
にじのそらでは、どちらか一方に偏るのではなく、それぞれの良さを活かした支援を大切にしています。
お子さまの「好き」「やってみたい」という気持ちを出発点にしながら、一人ひとりの発達段階や目標に応じて、コミュニケーション、学習、社会性、自立に必要な力を育んでいきます。
また、支援室の中だけでなく、ご家庭や学校など日常生活の場面で力を発揮できることを大切にし、保護者の皆さまと協力しながら支援を進めていきます。
できることを増やすだけでなく、「自分から挑戦したい」「人と関わることが楽しい」「自分らしく成長していきたい」と感じられるような支援を目指しています。
従来ABA ──── 🌈にじのそら ──── DIR/Floortime
できることを増やす 両方を大切にする 関わる力を育てる
